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【エゴマ畑の肥料】はじめに鶏糞。それだけ!




エゴマを育てるのにはどんな肥料が要るのでしょうか?


フィールドスタッフの小木曽さんに聞いてみました。



▼エゴマの肥料について教えてもらえますか?


はい。エゴマはとても育てやすい作物なので、化学肥料は使わずに【有機肥料】だけでいいんですよ。


グランドグリーンでは苗を植える前の畑に有機肥料である【鶏糞堆肥】を入れています。







▼どうして鶏糞(けいふん)なの?


有機肥料にはいろいろありますが、その中で鶏糞を選んだ理由はこの二点です。

・購入費が不要なため

・有機肥料の中で鶏糞の肥料成分が高いため




鶏糞堆肥は、グランドグリーンがエゴマを栽培している岐阜県山県市大桑にある養鶏場「武藤ファーム様」よりいただいています。


 


▼え!無料なんですか!?


はい、取りに行けば無料で分けてもらえますよ。


(武藤ファームさんはエゴマ畑のある岐阜県山県市にあります!近いので便利!!)






鶏糞はニワトリの糞を乾燥させて作ったもので、植物の生長に必要な「チッ素、リン酸、カリウム」が多く含まれています。とくにリン酸の量が多いのが特徴です。


ニワトリの腸は短いため、吸収しきれなかった栄養が牛糞や豚糞よりも多く含まれるんです。また採卵養鶏ではたまごの殻を硬くするカキ殻などをエサに与えるので、鶏糞にはカルシウムが豊富です。


▼へえー!同じ家畜の糞でも成分がちがうんですね!


はい。


▼この鶏糞はサラサラしているように見えますが、どんな状態なんですか?



鶏糞を急速発酵処理機にて発酵・乾燥させたもので、サラサラの粉末状になっています。






▼鶏糞堆肥の量はどのくらい必要ですか?


1反(たん)あたり200kg入れています。


1ヘクタールはおよそ10反なので、1ヘクタールあたり2トン。


今年のグランドグリーンのエゴマ畑全体の3.6ヘクタールでは【7.2トン】ですね!



▼す、すごい量ですね!こんな大量の鶏糞堆肥を畑にまくのは大変だったのでは?

 

はい。


トラクターの後ろに「散布機」を取り付けて鶏糞堆肥を入れ、畑全体を走り回って散布しました。


▼なるほど、散布機というものがあるんですね。人力ではとてもできませんよね。


そうですね。散布後には耕運機をかけて混ぜ込み、畝(うね)立てをしました。





▼おお、このようにエゴマ畑の準備が整えられていたのですね!

とっても勉強になりました!

小木曽さんありがとうございました。


(鶏糞堆肥を入れる作業は例年6月に行っています)


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▼前の記事「エゴマとゴマってちがうの?どんな植物?」はこちら




「タネからはぐくむプロジェクト」公式サイトはこちら▼






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