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TECHNOLOGY

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ゲノム編集技術

様々な作物・品種に適用可能な独自プラットフォーム

ゲノム編集は、迅速な品種開発のソリューションの1つです。
グランドグリーンでは、独自開発した作物のゲノム編集プラットフォーム技術を用いた新種苗開発を行っています。

ゲノム編集技術とは?

生物の遺伝子の狙った場所を切断する手法です。

遺伝子の切断は自然界でも日々起こっています。この切断の結果、遺伝子が変化する確率は10万分の1とも100万分の1とも言われています。この頻度を高めるため、放射線や化学物質を用いる手法が利用されていますが、どこに切断が起こり、どの遺伝子が変化するかは全く制御することができませんでした。

ゲノム編集は、遺伝子の狙った場所を切断できる画期的な手法です。その結果、切断した箇所に変化が起こることがあり、これを新たな品種に利用します。

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ゲノム編集のメリットと実用化課題

​ゲノム編集技術のメリット

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優れた特徴はそのままに、特定の性質のみを改良

狙った特定の遺伝子をピンポイントで改良することが可能なため、元の作物が持つ優れた特徴のほとんどはそのまま保つことができます。

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短期間で作出可能

どこを改良するとより良くなるのか、改良にはどんな要素が必要なのか、それらを最短距離で狙って改良するため、従来育種(5-10年)に対して短期間(1-3年)で作出可能です。

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優れた特徴の集積が可能

改良した品種の有用な部分を残しつつ、さらに改良点を追加していくことができます。

​ゲノム編集技術の実用化における課題

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活用できる作物品種が少ない

デリバリー技術(ゲノム編集ツールの植物への導入技術)が成熟していないため、市販されている品種などには直接利用できない場合が多く、活用できる作物品種がごく一部に限られている。

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特許・権利のハードルが高い

ゲノム編集ツール(切断酵素)の特許や権利関係が複雑なため、技術が発見されてから実際に活用するまでのハードルが高い。

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編集箇所の特定が難しい

どの遺伝子をゲノム編集すればいいかがわからない場合が多い。

グランドグリーン独自のコア技術

実用化の課題に対応すべく、グランドグリーンでは独自ソリューションとして、3軸の技術を提供しています。

汎用的デリバリー技術「gene App™」

様々な植物種の様々な実用品種に適用可能な独自の高効率デリバリー技術。従来のアグロバクテリウム法では、外来遺伝子を活用するため、遺伝子組み換えを介し、かつ、組織培養が必要なため一定の期間が必要でした。gene App™は、遺伝子組み換えを介さず、かつ、組織培養が不要なため、従来の技術に比べ、短期間で高効率なゲノム編集を実施することが可能です。(特許出願中)

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オリジナルゲノム編集kit「3GE(triple GE)™」

これまでのゲノム編集ツール(酵素)や、酵素を発現させるベクターは作物に対して最適化されていませんでした。3GE™は、植物細胞向けに独自改良を施したゲノム編集ツールと発現ベクターによって高効率なゲノム編集を提供します。(特許出願中)

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ゲノミクス

植物科学PhDやブリーダーを中心とした経験豊富な専門家チームの下、DNAの塩基配列を高速で正確に決定する次世代シークエンサー(NGS)や独自のデータ解析、ネットワークを活用し、標的遺伝子の特定を行います。

CRISPR-Cas9商用ライセンス契約について

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市販トマトの事例を見る

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​サービス内容を見る

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コア技術
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異科接木技術「iPAG」

「iPAG」は、全く異なる植物(異科)の接木を、タバコ属植物を介することで可能にした、野田口名古屋大学准教授(弊社取締役)が発見した技術です。

従来、不可能とされていた異科接木(例:マメ科の根(台木)とトマトなどを接木すること)を可能にした点が画期的で、耕作不向きとされた地でも育てられる植物を見出すことにつながる可能性のある技術の一つとも言えます。

グランドグリーンでは、名古屋大学や民間企業と連携し、iPAGの実用化に向けた研究開発を行っています。

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