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【耕作放棄地・荒廃農地について】




「耕作放棄地」「荒廃農地」という言葉を聞いたことありますか?

今回は国内で増加し続けているこれらについて取り上げてみたいと思います。


みなさんのお近くでも作物が育てられておらず、草木が生い茂っている土地を見たことがないでしょうか?住宅街に住んでいる方はあまりピンとこないかもしれません。





  

「耕作放棄地」と「荒廃農地」は、別々に定義されています。


▼耕作放棄地とは 

「1年以上作物を作付けせず、この数年の間に再び作付けする意思のない土地」

→農業を営む経営体の意志に基づき調査したもの(農林業センサス定義)


▼荒廃農地とは  

「耕作の放棄により荒廃し、通常の農作業では作物の栽培が客観的に不可能となっている農地」

→荒廃農地調査に基づき調査したもの(農林水産省定義)



この二つは定義が異なるため該当面積も異なりますが、農業が営まれていない土地を指していることには変わりありません。


ちなみに「耕作放棄地」という言葉は2020年の農林業センサスの調査項目から削除されており、今後は農林水産省が定義している「荒廃農地」という言葉が主流になるかもしれません。


令和2年(2020年)の農林水産省の調査では「282,000ha」が荒廃農地であると報告されています。


「282,000ha??

ってなに?全くイメージがわかない!!」


そうなっている方がほとんどだと思いますので身近なものに例えてみると、、


テニスコート : 10,846,154面

50mプール : 2,350,000個

東京ドーム : 60,000個

東京ディズニーランド : 5,530個

東京都 : ほぼ同等の面積(219,403ha)


これでざっとイメージがつきましたでしょうか?


東京都の面積と同等面積の荒廃農地が全国にあり、さらに増加し続けているのは驚異的です。どの地域においても景観維持の観点からも荒廃農地増加を食い止めることが急務です。


荒廃農地になる理由としては、

山あいや谷地田など自然条件が悪い(中山間地域)

高齢化、病気

労働力不足

鳥獣被害

などが調査の結果多いことがわかっています。

※荒廃農地の現状と対策(農林水産省)より





荒廃農地の割合が多い中山間地域とは図のような山に近い地域のことです。住んでいる人が少ないことから「高齢化」「労働力不足」「鳥獣被害」がとても深刻で、荒廃農地が急増しているエリアになります。


このような場所でお米や野菜を作ろうとしても、人手不足で作ることができず、作れたとしても山に住んでいるシカやイノシシ、鳥によって被害がでるため、そもそも作物を作ることが難しいのです。


それではもう諦めるしかないのか、、、?




ここでエゴマの登場です!



この写真でもわかるようにエゴマは山のすぐ近くで栽培されており、中山間地域で栽培できていることがわかります。


シカやイノシシがエゴマの葉の匂いを嫌うことから鳥獣害が少なく、またお米よりも労力がかからずに栽培できることから”荒廃農地を解消する救世主”として注目を集めています。


こうした地域でエゴマを栽培、エゴマオイルを搾油すれば町おこしのアイテムとしても活用することのできるサステイナブルなエゴマ。


普段からエゴマオイルやエゴマパウダーをこまめに摂取し「消費量を増加させること」が「エゴマ栽培面積を増やすこと」に繋がるため、荒廃農地減少に貢献することができます!


弊社ホームページやSNSにもエゴマオイルの使い方などをあげておりますので、是非ご確認いただき、普段の食生活にエゴマオイルをプラスしてみるのはいかがでしょうか。


また荒廃農地にお困りの方は多くいらっしゃると思いますので、是非一度弊社にお声がけ下さい!(弊社HPのお問い合わせフォームより)

社会問題解決に向け、ご提案させていただければと思います。


画像1枚目→出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/shiryo/houboku/houboku.html)


画像2枚目→出典:農林水産省Webサイト


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▼前の記事「【機械化】コンバインでエゴマの収穫」はこちら


「タネからはぐくむプロジェクト」公式サイトはこちら▼







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